第一回 2006年12月1日 |
主人のちょっと一言 師走に入り慌ただしくなってきました。 今年の仕込みも始まりました。大豆は愛知産のフクユタカを使いました。 麹作りもうまくいき、天日塩をつかった塩水でしっかり仕込みました。 来年の夏が終わったころが楽しみです。 |
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第二回 2006年12月13日 |
先日テレビの取材があり、源醤が高価な醤油のベストスリーとして取り上げる番組です。 源醤を醤油の分類にして競うことに少し抵抗がありました。製法も異なり、原料の比率なども全く違います。しかし源醤は醤油のルーツとして考えられ、最近発行された松本忠久氏著「平安時代の醤油を味わう」という本の中で、さまざまな裏付け、検証が行われておりました。源醤と醤油の関連が明確になり、醤油のルーツであることを確信しました。よって今回の番組で取り上げていただいても問題ないと思い、取材に応じることにしました。 |
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第三回 2006年12月28日 |
今年も残すところ数日となりました。季節外れの暴風雨、ぽかぽか陽気と 自然のサイクルが壊れてしまったのではないかと心配してしまう昨今です。 銚子港には連日近海の生鮪の水揚げされにきにぎやかです。 銚子の玄関JR銚子駅もきれいに改装されました。とくにトイレを綺麗にすることに力が注がれました。新年を迎える準備が着々と整ってきました。 あとは元旦の天気が心配です。晴れることを祈り初日を迎えたいと思います。 |
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第四回 2007年1月4日 |
新年明けましておめでとうございます。穏やかな素晴らしいいお正月をお迎えのこととお喜び申し上げます。日本で一番最初に拝むことができる銚子の初日は素晴らしいい日の出でした。今年一年の前途を祝するような自然の素晴らしさを体いっぱい浴びることができ自然の恵に感謝をいたしました。今年もよろしくお願いいたします。 |
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第五回 2007年1月20日 |
大寒も過ぎ一年で一番寒さが厳しい時期になりました。ところがこの冬は銚子でもその寒さがいまいちのような気がします。とはいえ間もなく2月を迎えます。千葉県では2月から観光キャンペーンが繰り広げられます。少しでも多くのお客様にきていただくため、JRなどとともに大々的な宣伝活動を展開します。それに合わせて当社におきましても店舗の改装を実施しました。店内で少しでも多くの情報を提供できるスペースを拡張しました。銚子のこと、ひ志おのことどんなことでもご説明しいと意気込んでおります。是非来店をお待ち申し上げます。そして一言お声がけをお願いします。「ひ志おはどうやってできるのですか」とか | |||
第六回 2007年1月25日 |
1月24日放映されたベストハウス1、2、3において当社の源醤が取り上げられました大変光栄なことと思っております。源醤は厳密には濃口醤油などの分類には入りませんが、醤油のルーツであることは様々な角度から検証されております。ましてや、味噌などと違い仕込む大豆や大麦は全部麹になっております。このような理由で醤油にラインアップに入ることになりました。私としては価格などについては全く念頭にありませんでしたが、思わぬ取材となりありがたく思いました。 | |||
第七回 2007年2月4日 |
立春を過ぎ春を思わせる日が続きます。観光キャンペーンのお蔭で銚子にも多くのお客様がきていただいております。少しでもお客様のお役に立ちたいと、私の店では銚子の情報を提供で聞くコーナーを開設しました。ご来店のおりにはちょっと声をかけていただければいろいろお話をすることができます。源醤か切れてしまいお客様には多大のご迷惑をお掛けして申し訳ございません。 | |||
第八回 2007年2月15日 |
昨日テレビ東京の番組で思いもかけすひ志おが紹介されました。九十九里海岸一の宮のホテルシーサイドオオツカさんで鍋料理の美味しさを引きだしている隠し味にひ志おを使っている様子が放映されていました。プロの方々が独自の創作料理を作っている現場でひ志おが活躍していることは大変嬉しいです。お客様がひ志おを使った独特な料理を開発されたときは是非その内容を教えてください。 | |||
第九回 2007年4月26日 |
春本番、銚子の桜は散り始めました。先日カツオの刺身をたらふく食べました。銚子の船か北の漁場で獲ってきた物です。初鰹というのは南の海の、黒潮に乗ってきた鰹のことですが、北目の脂がのった鰹は絶品でした。 |
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第一〇回 2007年5月9日 |
ゴールデンウイーク期間には多くのお客様が銚子に足を運んでいただきました。有り難うございます。銚子電鉄の話題などがマスコミをにぎやかした影響もありますが、やはりこの時期美味しい魚を求めていらっしゃる方が多かったようです。魚料理のお店ではどこでも長蛇の列ができました。ありがたいことと思います。やはり銚子の魅力は美味しい食べものを提供することがすべてと思います。その一翼をひ志おが担うことができれは幸いと思います。ここにきてひ志おを使った料理を提供するお店が増えてきたことは嬉しく思います。 | |||
第十一回 2007年6月20日 |
梅雨の季節に入りましたが、真夏のような日差しの太陽が輝く銚子です。 雨が少なく夏の水不足が心配ですが、思いもかけない激しい雨も降る可能性もあります。私たち人間の都合のよい天気にはならないのが自然の摂理です。この自然をたっぷり吸い込みながら、この冬に仕込んだひ志おは盛んに発酵熟成をかさねております。この秋の樽の開封が楽しみです。 |
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第十二回 2007年6月27日 |
この時期銚子を紹介してくれるテレビ番組が多くあります。ひ志おも取り上げていただくことがあります。多くの方に世の中で知られていないひ志おを解説して頂けることは願ってもない機会で大変嬉しいことです。しかし、一気に当社の製造能力を上回る注文が入り、多くのお客様ご迷惑をお掛けしたことが多々あります。ひ志おは約一年前に仕込んだ物しか出荷することが出来ません。現時点は昨年の秋に仕込んだひ志おか出来るまで品薄の期間になります。今回のテレビでの紹介も、お客様にご迷惑をお掛けする事態が発生する可能性があり心配です。 もし、この様なことが生じましたらご理解のほどよろしくお願いいたします。 |
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第十三回 2007年7月6日 |
大漁節で歌われている、銚子の浜が鰯で埋めつくされる風景は近年見ることが出来なくなってしまいました。しかし銚子に足を運んでくれるお客様の多くは新鮮な鰯料理を求められます。テレビの番組でも鰯にカメラが向きます。脂のたっぷたのった鰯がやっと本日銚子港に水揚げされました。この週末是非いわし料理をお召し上がりに銚子にお越しください。皆様のご期待にそえると思います。 |
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第十四回 2007年8月15日 |
今年は銚子でうだるような暑い日が続いています。夜になっても銚子特有の涼しい風が吹いてきません。しかし暦はどんどん進みます。 まもなく銚子港所属の大型さんま船が出港して、北海道の漁場に向かいます。 月末には銚子港でサンマの初水揚げが期待できます。秋の味覚が楽しみです。 ひ志おもここにきて市内の食べ物屋さんでいろいろ使われるようになりました。銚子にお越しの節はプロが使うひ志おの味をおお楽しみ下さい |
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第十五回 2007年9月2日 |
今年の暑さは銚子でも厳しいものでした。夜になると涼しい風が吹いてくると、毎晩期待しましたが、残念ながらそのような風は吹いてきませんでした。間違いなく異常気象と思います。しかし海ではサンマ漁の話、田んぼでは稲刈りの話題、間違いなく秋は近づいています。異常気象の延長で台風とか秋の長雨での災害が心配です。 | |||
第十六回 2007年9月28日 |
銚子では中秋の名月がくっきりと見ることができました。暦は間違いなく秋に進んでいますが気候は本格的な秋とはいえない今日この頃です。今銚子では犬吠埼灯台の霧笛が撤去されてしまうこについての議論が沸き起こっています。時代の流れは霧笛の機能は必要なくなっているようですが、古いものがなくなるときには必ず保存の意見が出て来ます。なんのために保存するのかその大義を議論するのではなく情緒的な言葉での議論になりがちです。なぜ保存するのか、どのように保存するのか急いで、しっかり議論をしなければならないと考えます。 | |||
第十七回 2007年10月13日 |
皆さんも連想出来ると思いますが、銚子といえば犬吠埼灯台が思いだされます。霧で視界が落ちると、この灯台から霧笛の音が市内まで響いてきます。この音は明治時代から同じ機構で出し続けていました。圧縮空気をラッパから吹き出すというごく単純なやり方で霧笛を鳴らしていました。視界不良の海ではなくてはならないシステムでした。ところが近年人口衛星を利用した位置確認しシステムの発達により、霧笛が無用の長物になり廃止の憂き目となってしまいました。時代の流れとはいえ一寸寂しい限りです。 |
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第十八回 2007年12月13日 |
師走となりとかく慌ただしいです。今年の代表する漢字に「偽」が選ばれました。間違いなく食の問題です。私ども食品製造をしているものにとっては人ごとではありません。 私の周りの物すべてをしっかり確認しました。一つ一つ確実に誤りのないよう仕事をしなければと改めて自分にいい聞かせました。 |
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第一九回 2007年1月1日 |
昨年中は誠に有り難うございました。お蔭さまで千葉県が仕掛けた観光キャンペーンや銚子電鉄フィーバーにより銚子に足を運んでいただいた観光客が倍増しました。その結果多くの方がひ志おと出会うことが出来、今まで以上にひ志おを知っていただくことが出来ました。大変嬉しく、感謝申し上げます。皆様のご期待を裏切らないよう今まで以上にしっかりとまじめにひ志おを作ることをお誓い申しあげます。なおこの度皆様に長らくご愛顧をいただておりました合資会社銚子山十商店の社名を変更して新たに「株式会社銚子山十」といたしましたので旧来にもましてご愛顧賜りますようお願い申し上げます。 | |||
第二十回 2008年1月24日 |
銚子には銚子海上保安部があります。先日保安部の方と話す機会がありました。日本は国境をすべて海で囲まれ、その国境警備をすべて海上保安部がまかなっております。そして12000人海上保安官がその任務について日夜日本を守っております。そして聞いてびっくりしたことは、その定員数が千葉県警は警察官とほぼ同数であるということです。この数字を聞いてあまりにも海上保安部の要員数が少ないことに驚きました。海からは誰も国境を侵してくるはずがないと安心していた自分があることにぞっとしました。 | |||
第二十一回 2008年2月9日 |
4年前銚子に千葉科学大学が開学しました。この春初めての銚子が第二の古里となった卒業生が全国に巣立ちます。この大学の特色である危機管理を学んだ学生は自衛官、海上保安官、警察官、消防官の職に多数つきました。その数は40名近くとなり一気に全国のトップクラスの就職率となったそうです。市民として実に頼もしい若者が銚子で育ち、社会に貢献できるということは実にうれしいことです。 | |||
第二十二回 2008年3月17日 |
昔から当たり前に、変えることなく造り続けてきたことが、今日こだわりの作り方ともてはやされ、さも特別な作り方をしているように思われます。商売として継続できなければ致し方ありませんが、どうにかこうにか私どもは、ひ志おを昔の道具を使い、昔のやり方で造り続けてきました。皆様の見る目が変わり、私たちひ志お造りのような昔ながらの手法が見直されてきました。うれしいか限りです。途絶えることなくつづけてきて本当に良かったと思います。 | |||
第二十三回 2008年4月15日 |
春の嵐というのは驚きません。満開き桜を目茶苦茶にしてしまうことはしばしばありました。しかし今年の銚子地方は台風と同じ強さの低気圧に3週間連続襲われました。暴風警報が発令され20m以上の強風か吹き荒れた日が3回もありました。やはり地球温暖化の影響による異常気象の現象が現実になった気がしているこの4月の気象です。コールデンウイークは素晴らしい天気が続くことを祈っています。風の吹き荒れている銚子にお越しいただいたお客さんが気の毒です。 | |||
第二十四回 2008年4月24日 |
昨日テレビ東京で銚子の春キャベツを紹介する番組がありました。銚子のキャベツの素晴らしさと生産者のこだわりを見事に表現してくれました。そしてキャベツを生で食べるとき、ひ志おを付けると美味しいと付け加えてくれました。わたしどもがかねがね訴えている「ひ志おは素材の味を引き立てる黒子である」ということをその通り申し述べてくれました。銚子の海産物、農産物いずれも銚子の自然をたっぷり吸い込んみ手間ヒマをかけたて作り出されたものばかりです。ひ志おはそれらの素材をさらに美味しくためにお手伝をする、銚子の自然が作り出してくれる発酵調味料でありたいと願っております。 | |||
第二十五回 2008年4月30日 |
やっと天気も安定して連休にお出かけのお客様にとっては何よりの季節と思います。今年の四月は毎週台風並みの低気圧が襲来して海も荒れていました。その影響かわかりませんが銚子港にはなかなか良質の初鰹の水揚げがありませんでした。しかしやっと美味しい初鰹が食卓に乗りました。スーパーでは鰹は年中見かけるようになっていますが、鰹の味はやはりこの時期の初鰹です。その色といい食感といい、舌のとろける味といい、待ち焦がれた物です。この味は銚子に来て初めて味わうことが出来るものです。是非銚子にお越しください。そして美味しい初鰹をお召し上がりください。 |
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第二十六回 2008年5月10日 |
ゴールデンウイークの喧騒もなくなり、銚子の街は落ち着いております。いや、地方都市の典型である中心市街地の衰退を押しとどめることはことが出来ず、落ち着いたという状態を通り越しています。しかし街の中をぶらぶらと歩いてみると、思いもかけない景色や史跡に遭遇します。町中を歩くための地図を用意しておりますので、是非活用してのんびり散策を楽しみ、美味しい食べ物を食してください。 | |||
第二十七回 2008年6月15日 |
地球規模で自然災害が次から次へと人類に襲い掛かっているような気がします。ミャンマーのサイクロン災害、中国の大地震そして日本での大きな地震です。テレビの映像を見ているとまるで栗駒山系がグランドキャニオンになったような光景です。しかし人間は弱いです。自然の猛威を押し返すことはできません。自然の力を受け止め、それに対応していかなければならないと思います。われわれが地球上で生きていけるのはすべて自然の恩恵によるものと思います。我慢をして、自然の脅威には首をすくめいて過ぎ去るのを待つしかないと思います。そのときにみんなで助け合うことができればうまく切り抜けることができると思います。みんなでがんばりましょう | |||
第二十八回 2008年7月19日 |
銚子は夏祭りのシーズンに入りました。旧暦の6月15日にあたる17日は大潮祭りが市内各所の神社で行われました。川口神社のおみこしは多く人々に担がれ市内を練り歩きました。本日19日は浅間神社の例祭です。銚子にこんなに多くの人がいたかと思うほどの市民が夕方神社に繰り出します。そして明日20日は我が家の氏神様である白幡神社のおみこし渡御が行われます。さらに8月の2日、3日は銚子みなと祭りが開かれます。利根川河畔で行われる花火大会、やっぺおどり大会そしておみこしパレードと盛りだくさんです。是非銚子にお越しいただきお祭りに参加してください。 | |||
第二十九回 2008年8月14日 |
今年の夏は銚子も暑い日が続きます。夕方になると心地よい海からの風が吹きほっとする銚子の夏ですが、今年は夜に入ってもじっとりする風か、無風になってしまいます。全国各地で猛暑を記録しておりますが銚子もその影響はあるようです。天気予報での銚子の最高気温などを見ている都会の方にはうらやましい気温になっていると思います。しかし季節は進んでいます。銚子港では秋刀魚漁の準備が整った大型の秋刀魚船が接岸してまもなくの出港を待ち構えております。来週後半には銚子港で秋刀魚の初水揚げの風景を見ることができます。秋刀魚をお楽しみに。 | |||
第三十回 2008年8月19日 |
テレビの宣伝効果はやはりすごいです。7月19日に放送されたアド街ックで銚子が紹介されました。夏の観光シーズンを前に放送されたタイミングが実によかったです。翌日の日曜日からこのお盆の時期まで多くのお客様がこの番組を見たといってお店に足を運んでくれました。大変ありがとうございました。銚子市内も多くの観光客の方々であふれました。つくづくテレビの効果に驚かされました。 テレビの制作スタッフの皆様に感謝感謝です。 |
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第三十一回 2008年9月6日 |
今年の夏は全国各地で局地的な集中豪雨がありました。被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。ところが隣の町では激しい雨が降っているときでも銚子ではこの激しい雷雨はほとんどありませんでした。地形の関係や海のすぐそばで積乱雲の発生が少ないのかもしれません。住民としてはこの恵まれた気象環境に感謝です。しかし南からの湿った空気の通り道となっていたようで今年の夏は湿った暑さには参りました。このしっぺ返しでこの秋には強力な台風が襲来するかもしれませんが、そのときは自然の神様の思し召しとして、首を引っ込めて台風の通過を待ちます。 | |||
第三十二回 2008年9月16日 | 9月14日は十五夜でした。銚子の柴崎に鎮座されている海上八幡宮では例大祭が執り行われました。銚子では少ない秋祭りです。光栄にも今年は例多彩のお供物の一つとしてひ志おが選ばれました。海上八幡宮とは古いご縁があります。同封した文書をご紹介いたします。 例大祭が無事執り行われましたこと、誠にお目出とう御座います。 さて、このたびは山十のひ志おがお供物とご一緒させていただきましたこと大変光栄に存じます。そもそもひ志おは海上八幡宮の氏子の皆様と深いかかわりを持っております。山十商店は江戸時代よりこの地で醤油を製造しております。醤油蔵では麹を二四時間体制で大量に作らなければなりませんので従業員の皆さんは住み込みで働くことが通例でした。工場ではいつでも風呂に入ることができ、三食を賄うことが不可欠でした。今日と違い食事の内容は質素なものでした。しかし各醤油蔵では自分のところにある設備と原料を使い、自分たちで食べるおかず味噌としてそれぞれひ志おを作りました。また、山十の蔵には柴崎周辺の方々が多く働いておりました。農家出身の方々が家から持ち込んだ新鮮な野菜と、自分たちで作ったひ志おが食卓を飾ったようです。そして柴崎から来た蔵の方々が中心となり海上八幡宮に感謝をこめ、国の安泰を祈り明治の時代に山十の蔵の方々が寄進した額は今も社殿正面の左側にかかっております。ひ志おの起源はこの柴崎の地にあるかもしれません。山十は柴崎の方々にしっかり支えられて今日まで継続することができたものと考えます。この機会をお借りして皆様に感謝申し上げます。 |
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第三十三回 2008年9月24日 | 銚子でもやっと秋らしい風が吹き始めました。 先日NHK教育テレビで「2500分の1の地図を持って日帰り旅行」という番組の第一回で銚子を取り上げていました。銚子には実に多くの地図の記号があり、地図を持って銚子半島をめぐると大変面白く、勉強になるとの説明でした。犬吠崎周辺の海岸や、がけの記号がそれぞれ多くの種類で記されているのが興味深かったです。是非皆さん地図を広げ銚子周辺の地図の記号を調べてみてください。なんだかまた銚子の異なった側面が見えてきて、その価値の高さにうれしくなりました。 |
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第三十四回 2008年10月20日 |
テレビの番組でひ志おを紹介する企画は結構持ち込まれます。私としてはひ志おを多くの方に知ってもらえる、この上もない話として即座に引き受ける返事をしたいにですが、なかなかおいそれとは言いかねます。以前にもテレビで取り上げられ放送が終了した直後から、いつもご愛顧の多くのお客様にたいへんご迷惑をおかけしたことがあります。実はひ志おの出荷できる量はどんなにご注文が来ても限られた量しかありません。すなわち昨年の今頃仕込んだときには一年先にテレビの放送があるなどとはわかりません。例年通りの量しか仕込んでいないところに、通常では考えられないお客様が殺到する事態になります。よってご注文をいただいてもできる量を順次発送するしかなく、店舗での販売が滞ったり、商品の発送が大変遅れてしまう事態が生じます。 この状況が本日発生するかもしれません。NHK[ふるさと一番]の中継があります。お客様にはたいへんご迷惑をおかけするとは存じますが、是非ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 |
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第三十五回 2008年11月21日 |
やはりテレビのインパクトはすごかったです。生中継ということでNHKのスタッフも40名近くの体制を組み、時間の管理やら、問題になる音声が入らなくするような仕掛けなど目に見えないところでの作業がいっぱいありました。全国中継ということで多くのお客様からお問い合わせ、ご注文を頂感謝申し上げます。また個人的にも30年ぶりに友人から電話をもらったりしました。少しでもひ志おについての情報が多くの方々に届けられることができ感謝申し上げます。 | |||
第三十六回 2009年1月1日 |
新年明けましておめでとうございます。 今年も銚子ではすばらしい初日の出を拝むことができました。 太陽の恵みに感謝をし、私たちを支えてくれる銚子の自然を大切にして、いろいろな分野で全力投球をしていくことを誓いました。今年も皆様の暖かいご支援をお願いするとともに、更なる飛躍を目指して頑張ります。すばらしい故郷銚子のために |
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第三十七回 2009年1月23日 |
銚子は昨年来銚子電鉄の話題や、市立病院閉鎖の問題でメディアにたびたび登場しております。ご来店いただくお客さんも、銚子は大丈夫ですかと心配してくれます。 今銚子の畑はキャベツや大根の葉で一面の緑が広がっております。また、銚子港には連日さばなどの魚が水揚げされ活気づいています。医療難民も発生しておりません。世の中不況の折、銚子は伝統の一次産業が頑張りへこたれておりません。皆様のご心配に感謝するとともに、市民一丸となって頑張っております。ご安心を |
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第三十八回 2009年2月9日 |
節分も過ぎ、夕方の暗くなる時間が日々遅くなっていくことに気づく今日この頃です。この時期私どもでは仕込みを行う季節です。先週大豆を煎り、皮を飛ばす作業が終わりました。来週から今年度2回目になる約20樽のひ志おを仕込みます。いつものことですが麹つくりには一抹の不安があります。何年たっても完璧に麹を作ることの困難さを味わっております。今回も頑張って良質な麹を作らなければと思っております。 | |||
第三十九回2009年4月18日 | すっかり春の季節になり、銚子では海からの風が爽やかに感じるようになりました。先日銚子イチゴを食べそのおいしさに感激をしました。銚子でイチゴと思われる方は多いかもしれません。しかし、このイチゴは実においしいのです。甘みといい、イチゴのうまさといいどこの産地にも負けないものです。畑で完全に熟したものを朝採りその日のうちの生産者自らが販売しているのです。宅急便で送ることすら嫌っております。すぐに食べてくださいとのことです。銚子は水産物は全国でもその名を馳せておりますが、農産物も全国に自慢できるものが多くあります。イチゴの直売所は国道356号線沿いのかごめ大橋を過ぎたところにあります。ぜひお試しください。 | |||
第四十回 2009年4月30日 |
過日銚子産の春キャベツを紹介するテレビ番組がありました。旬の春キャベツをどのように食べるか地元の素人、プロの料理人それぞれの方々が出演して紹介してくれました。地元のお母さんが、湯がいたキャベツの芯にひ志おをつけて食べると美味しく、捨てる知ころがないと言っての紹介でした。スタジオでも出演者がひ志おをつけたキャベツの芯を食べ、おいしいという言葉を発してくれました。有難い限りです。国内においてキャベツは葉物の野菜としては最高の生産高です。その中でも銚子地区は指折りの大生産地です。1年のうち10ヶ月は出荷しているとのことですが、今の時期出荷しているキャベツは、その品種の種類と季節のタイミングにより、やわらかくしっかりした旨みがあるNO1のキャベツと言われております。キャベツのコールスローに少々のひ志おを加えてもそのうまさが引き出されます。ぜひお試しください。 | |||
第四一回 2009年6月12日 |
山の恵みでおいしい海の幸が育つという話を聞きました。過日銚子沖では親潮と黒潮がぶつかっているので多くの魚が獲れるとの話をしました。好漁場になっていることについて、さらにもう一つの要素を加えなければなりません。山の幸が銚子沖では溢れているということです。銚子には日本最大の流域面積を持つ利根川が太平洋に流れ出しています。この時期上流の山々から溶け出さした雪解け水が銚子の川口から太平洋に吐き出されています。海の色も変わっているとのことです。この利根川の水には山で育ったプランクトンなど豊富な栄養分がたっぷり含まれています。この栄養素を求めて多くの魚が集まってくるとのことです。とくにこの時期入梅いわしと呼ばれる大型のマイワシは銚子近海に集まります。当然このイワシは銚子港に水揚げされます。イワシの中でも絶品の入梅イワシは今が旬です。 | |||
第四二回 2009年8月4日 |
8月に入ってもさんさんと輝く太陽が顔を出してくれません。天然クーラーがよく効いてはいますが、やはり真夏は青空の下、大汗をかきながらかき氷を食べる姿が絵になります。真夏には真夏の気温が必要です。自然のサイクルで温度の低下は多くの産業に大きなマイナスの影響を及ぼします。しかし暦は毎日進んでしまいます。銚子では夏祭りのまっただ中に突入です。8日土曜日は利根川河畔で花火大会、9日日曜日では町の中心部をお神輿が練り歩きます。ぜひ銚子のお祭りをご堪能ください。 | |||
第四三回 2009年9月3日 |
九月に入りました。210日とか220日と言って日本では昔から台風の襲来を恐れていました。近年は台風以外に集中豪雨の被害が頻発し、地震津波などの災害の起きる可能性が叫ばれております。私は現在千葉科学大学で市民防災論という講座を持ち、学生消防隊の指導をしております。災害が発生したとき消防や警察など行政組織に救助活動を任せるのではなく、元気な住民は現場に踏みとどまり生命財産を守る活動を率先して行える人材養成をしております。自助、共助の重要性を訴えております。ひ志お屋のおやじが災害現場で飛び回り、ご近所の方と手を取り合って一人でも多くに方々を助けることは当然なこと考えます。その準備はしております。 | |||
第四四回 2009年9月12日 |
夏の暑さが恋しくなってきた今日この頃です。朝方などは蒲団が必要になってきました。秋の気配です。銚子も浜ではサンマの水揚げが始まり、底引き漁の魚が出回り始めました。これからが多くの種類のおいしい魚に巡り合える時期です。畑ではこれから育ててるダイコンや、キャベツの準備が始まりました。また、寒仕込みと称する冬に仕込んだ発酵調味料、ひ志おや、醤油もじっくり銚子の空気を吸い込み間もなく一年を迎え、美味しく出来上がります。その先駆けとして重陽の節句の日、ヒゲタ醤油の玄蕃蔵が出荷されました。農水産物、調味料がそろう銚子の街は、まさにこれからが、たべものの美味しいシーズンに入ります。 | |||
第四五回 2009年10月20日 |
新しい政権が誕生して、早速国際社会に炭酸ガス削減の約束をしました。この約束を実現するためには、一人ひとりの個人の努力から、地域や会社の削減努力の積み上げが必要と思われます。銚子では食料自給率が高く、風力発電などによる炭酸ガス削減につながる事象が多く展開されております。地域の特性として冬暖かく夏涼しいという気象状況があります。この結果銚子では夏のクーラーの使用は少なく、冬暖房の使用も少ないです。当然それらに使われるエネルギーの消費は少ない地域と考えます。銚子はエネルギーの消費が少ない街として売り出し、これからはさらなる炭酸ガス削減の仕掛けを作り、日本における炭酸ガス削減の先進地になる可能性があると考えます。まず、我が家の電気料の削減、町内での街燈の改善を推進します。 | |||
第四六回 2009年12月22日 |
世の中、デフレ、不景気の風が吹き荒れています。年の瀬というのに街は普段と変わらない雰囲気で、師走の騒々しさはどこかに消えています。心配の材料は多々ありますが銚子は一次産業の年です。しっかり魚の水揚げあり、キャベツや大根の畑は緑で覆われていますのでどうにか息をついています。来年は大きなイベントが目白押しで、大ショッピングセンターも春にはオープンします。来年を期待して新年を迎えたいと思います。 | |||
第四七回 2009年12月31日 |
ミレミアムと大騒ぎをして21世紀に入り10年が過ぎました。内外では戦争や経済不況など、どちらかといえば暗い話題が多かった10年です。こと銚子に関しては市政の変革、大学の開学、病院の閉鎖、銚子電鉄の延命など全国に話題を提供した様々な事象が起きました。よく考えれば衰退の地方都市においてどこにでも抱える問題ですが、銚子では市民が大きなエネルギーをもって激突しました。何にもしないで事なかれ主義の先送りで処理をする地方都市の政治が多いなか、銚子は大きな前進をしたと考えます。この10年で、市民が力を合わせることにより政治を変えることができるといったパンドラーの箱を開けました。その成果はこれから開花すると考えます。まず来年は銚子では大きなイベントが目白押しです。順次お知らせします。乞うご期待を | |||
第四八回 2010年1月19日 |
1月17日は阪神淡路大震災からちょうど15年が過ぎた節目の時です。この大災害を経験した日本では災害発生時に住民が現場から避難するのではなく、現場に踏みとどまり災害と立ち向かうという機運ができました。しかし住民の中に防災のリーダーがいて初めて大きな力になります。銚子にできた千葉科学大学ではこの防災リーダーの育成が大きな使命です。とくに千葉科学大学学生消防隊はその先兵になるために一生懸命頑張っております。その成果が認められ、銚子市消防団から団長特別表彰を受けました。鍛えられた若者が全国に散らばっていくことが大いに楽しみです。 | |||
第四九回 2010年2月27日 |
二月は28日間ということであっという間に終わった気がします。銚子は近来ない寒い日が続きました。雪も珍しく降りました。天候の影響が大きいかもしれませんが銚子に足を運んでくれるお客様がいまいちでした。3月の暖かくなることに期待をしたいと思います。さらに銚子ではこれから大きなイベント、出来事が目白押しです。3月には大きなスケールの商業施設[イオン銚子ショッピングセンター」が開業します。4月には20年に一回繰り広げられる大神幸祭です。また5月には市民待望の市立病院が再開されます。さらに9月は新しくなった市立高校が完成し多くの高校生が街中に戻ってくれますし、国体も開催され、硬式野球とトライアスロンの熱戦が行われます。このようなな行事に多くの方々が銚子に押し掛けてくれることを期待しております。 | |||
第五十回 2010年3月18日 |
暑さ寒さも彼岸までといいますが、今年の銚子は春が遅いような気がします。しかし街には嬉しい出来事がありました。銚子イオンショッピングセンターのオープンです。都市間での商業競争に勝つためには、集客力のある施設が必要です。やっと銚子にも集客力がある施設ができました。ここに集まってきたお客様を一人でも多く市内に来ていただくためには私たちの努力が必要です。ここまで来たからちょっと立ち寄ってみようと思われるお店にしなければと気持ちを引き締めました。 | |||
第五一回 2010年4月25日 |
四月に入り銚子でも寒い日が多くあります。今年は冬から天候の不順な日が続きました。銚子特産のキャベツの出荷も低調で、タケノコも不作のようです。地中温度の低いことが大きな要因のようです。しかし、ゴールデンウイークの天気予報では晴れの日が続くようです。銚子に来ていただくお客さまに対する最大のおもてなしはさんさんと輝く太陽の光です。これからの連休は大きな期待が持てそうです。ぜひ銚子で初夏の自然を満喫してください。また、初夏の味覚かつおも銚子港に水揚げされ始めました。この時期のカツオの刺身は絶品です。カツオの刺身には銚子の醤油が欠かせません。ぜひ当社の源醤をちょっとつけてお試しください。カツオがよりおいしく召し上がれます。 | |||
第五二回 2010年5月26日 |
銚子市では、銚子出身でそれぞれの分野でご活躍の著名な方々に観光大使の依頼をして、多くの方々が受諾してくれました。作曲家の弦哲也さん、巨人のコーチ篠塚和典さんほかプロ野球で活躍した多くの方々、外交官や大学教授、NHKアナウンサーなど様々な分野で大活躍している人々です。銚子の良さを皆さんの口から語っていただき、一人でも多くの観光客を呼び込もうという作戦です。アナウンス効果が大きい方々ですのでその効果は大いに期待されるところです。地方都市は人材不足、財源不足でお役所任せではお役所任せの都市経営は難しいです。いかに市民一人ひとりが自分の持っている機能を、どのように行政で活用できるか試みることが大切です。銚子を離れている方々が、故郷を忘れることなく、銚子のために一肌脱いでくれることに心から感謝申し上げます。近い将来、皆様方のご活躍が銚子に素晴らしい効果を及ぼしてくれると確信します。ありがとうございます。 | |||
第五三回 2010年7月3日 |
銚子の自然は素晴らしいとよく言われます。しかしその具体的な裏付けや、学術的な検証はほとんど行われていませんでした。ここにきてジオパーク構想なるものが叫ばれてきました。銚子の地層や岩盤などを地質学的に検証し、地学の面から銚子を評価し、その存在意義を世界にアピールしようということです。そしてこの側面を観光資源として有効活用できるのではないかということです。地元にある千葉科学大学の研究者がその検証を積極的に行っていくとのことです。銚子をこのようなとらえ方でアピールすることは今までありませんでした。大学を銚子に誘致した大きな成果であると考えます。君が浜はオゾンが多いとか、銚子沖が好漁場であるのは親潮と黒潮がぶつかり、しかも利根川の植物プランクトンも入り混じるからであるとの言い伝えは聞いて居ります。このような自然の現象や環境を学術的に検証することにより銚子の素晴らしさがさらに高まると思います。そのためには千葉科学大学の力が大いに必要になってくると思います。一〇年後くらいに出てくる成果が楽しみです。 2010年7月3日 室井 房治 |
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第五四回 2010年8月7日 |
全国的に猛暑といわれている今年の夏です。銚子も三〇度を超える暑い日が続いております。しかし幾分強い南の風が吹いているおかげで、木陰に入ると涼しさを感じることができます。また、太陽が沈み夜に入ると、その風は気持ちよく感じることができます。私は二階で窓を開けて寝ますが風の強さに目を覚まし、明け方はちょっとひんやりして目を覚まします。寝苦しい夜のない銚子で熟睡できる幸せを感じております。まさにこのような気候が銚子の誇れる財産ではないかと考えます。ぜひ一度皆様も味わってみてください。お祭りも市内各所で繰り広げられ | |||
第五五回 2010年10月13日 |
記録的な猛暑の夏が終わったと思ったらあっという間に秋です。しかし今年の秋の到来はだいぶ遅れました。銚子ではさんまの水揚げが約一カ月遅れいまだ本来の水揚げがありません。これから一気に押し寄せると思います。しかしお米は新米が多く出回り始めております。また昨今高性能な炊飯器が登場してご飯がだれでも美味しく炊けるようになりました。この際美味しいご飯をシンプルにひ志おでお召し上がることを提案します。ひ志おがおいしいのではなく、ひ志おで食べるご飯、新米の味がひときわ美味しく感じることができると思います。ひ志おはあくまで素材のおいしさを引き立てる黒子です。 | |||
第五六回 2010年10月22日 |
銚子に本日新しいスパリゾート施設がオープンしました。今まで銚子にはなかった施設です。今年の春は大型のショッピングモールがおーぷんし、多くにお客様で賑わっています。どちらの今まで銚子にはなかった機能で、市外がら多くのお客を呼び込んでくれる施設です。都市間競争に勝つための大きなな戦力となります。少しでも多くの方々が街中に足を踏み入れ、ゆったりとスローフォードの銚子を楽しんでいただければ幸いです。 | |||
第五七回 2010年11月12日 |
今年の季節は大分ずれているようです。銚子ではさんまの水揚げが不振です。海の様子がおかしいようです。また10月の末には季節外れの台風が近づきました。周辺地域では竜巻が発生したり、局地的な豪雨に襲われています。地球規模での気象異常はこの銚子の地でも起きているのではないかと心配です。ひ志おの製造は銚子の気候にどっぷりつかって行われていますので、異常な気候はひ志お製造者にとって心配の種です。しかし今年もひ志おの仕込みをする時期に迫ってきました。今年は気候の変化に伴い一カ月遅れて始めることにしました。ここにきて道具類など仕込みの準備に取り掛かりましたが銚子の気候のずれは心配するところです。 | |||
第五八回 2010年12月16日 |
銚子もやっと冬らしい気温になってきました。今年はさんまの魚群が銚子沖まで到着しないで、漁期が終わりそうです。しかしサバの大漁が続いています。脂の乗った大型のサバも揚がるようです。海の季節がいまだずれてているようです。地球規模の気候異変が銚子でもあらわれているようです。私たち醸造業は自然の力に頼っております。長年同じ気候の下でモノを作っているものとして気候の異変はちょっと心配です。気候の変化から大きな災害も心配です。我々澄んでいる地球の自然を守ることは私たちの責務と考えます。今年の暮れにきてちょっと心配になりました。 | |||
第五九回 2011年1月8日 |
2011年1月1日、犬吠崎から見えた初日の出は素晴らしい太陽でした。見事に水平線から太陽は顔をのぞかせ、後光が差した光線を我々に浴びせてくれました。太陽のオーラを真っ先に受ける銚子の素晴らしさを改めて感じました。太古の昔から太陽は神様です。今日でも太陽は神様に間違いありません。この太陽光線を見ているとことしも頑張るぞ、今年は素晴らしい年になるという気持ちが湧いてきます。閉塞感の漂う今日の社会をこの太陽が大きな扉をあけてくれ、素晴らしい2011年が上昇気流に乗って、始まったことを強く思いました。皆様にとっても素晴らしい年になることをお祈り申し上げます。 | |||
第六〇回 2011年1月20日 |
昨年度の銚子漁港水揚げ総量が全国二位になったとの報道がありました。首位の座を焼津港に明け渡しました。市民の間では残念であった、首位を奪還すべく頑張らないとの声が上がりました。しかしよく考えてみると銚子港に水揚げされる魚は近海で採れた生魚ばかりです。海という自然の中で回遊している魚を採ってくるのです。当然自然の変化、人間がコントロールできない要因により大漁になったり不漁になったりします。このばらつきを認めることが人間にとって大切なことではないでしょうか。いつもバラツキのない一定の数値、あるいは右肩あがりの数値を追いかけることから離れることも大切になってきた昨今ではないでしょうか。 | |||
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店主のちょっと一言 一覧
醤司 室井 房治