1時間半位走りますと恒さんから、約半分来たぞとの声、恵美子と顔を見合わせもう後、
半分、早くトイレに行けるななんてバカッ話しをしながら、またまた、ジャイブ・ジャイブで太東に向かいます。
スタートして約3時間この、私も、そろそろ我慢の限界、エイ、もう、いいや、
どの道ウエットスーツも濡れている事だし、してしまえ(してしまいました)。
しかし、女は、凄いまだ、我慢できるとの事。いくらか、風と波も落ちて来たし、
オシッコもしたし、お腹もすいてきた、ここでビニール袋に入れてあるサンドウィッチを
半分ずつ食い、幾らか私は落ち着き恒さんの船に寄り情報をもらう。すると、もう、
水深が9m−10mになってきているとの事、それと、太東港がどれか、見通せないとの
事、一緒にサポートしてくれている光昇の田畑氏と笹本も太東港は、判らないとの返事、
ここまで来れば後は何とかなる、それに、陸からのサポートの大木ちゃんからTELも
取れたし行くだけ行ってみよう、それにもう水深6mとの恒さんからのコール、時刻は、
14時20分この辺で恒さんと別れて単独にて太東港を目指すと言うか太東港を探すと言うか内心、
不安な状態で港方向を目指し海岸沿いに走り始め、暫らくして緑色と確認できる
スポーツセンター(後ほどホテルと判明)らしき屋根をみつけましたが、
これが又、なかなか躱せず、どうも海岸に寄りすぎて逆潮に巻き込まれている様でまたまた、
少し沖出しをし、港口を探し砂浜の切れ目を目指して走るのですが、今度は、段々、波が高くなるし、
波頭は崩れているし、海の色が茶色になるし、泡だって来るし、台風の時の波状態、
その中で大木からTEL、港の堤防の端に立って居ると言われても、確認できず、艇は、
波に揉まれてグラングランするは、我々は、頭から波はかぶってびしょびしょだし、



それに、もう、艇が、波に乗ってプレーニングが始まり波高は3m、優にあるし、
舵は、まともには利かない状態で、陸に、猛スピードで突っ込み始まり、恵美子には、万が一、沈の
時は、すぐに艇から離れろ波が巻いてる状態で沈したらマストも艇も多分バラバラと思われる、
云々を言ったと思います。その状態のとき確かに、堤防の先に大木らしき姿、
何かを指図していると思われる事を行なっていると思われるのですが、
こちらは、艇にしがみつき、必死に舵を操作していて上陸出きる所を何とか見つけようとしていたので、
大木が何を怒鳴っていたのか耳に記憶がありません。
なんせ、波に乗り突っ走りはじめてしまた艇の上から進行方向に堤防が3本、
その右側は、砂浜らしきところにサーファーが砂糖に集ったアリンコ状態、
此方は突っ込むことが出来ない、後は、間口、20m位の港口らしき所が2ヵ所。
1ヶ所は、後ろからの波に対して左折、これは、この、崩れ波で波高3m以上ある所で
絶対に沈、間違いなし。残りはただ、1ヶ所間口20m有るか無いかの真正面の港らしき
所のみ、大木が何か怒鳴っているらしいのですが、全然聞き取れません、突っ込みました、
こんなに、真剣に舵取りしたのは、生まれて初めて、砂地にバウがドスンと着いた時は、
どすっと、冷や汗、波が高いのですぐに飛び降り艇を抑え、恵美子と二人最後の馬鹿力
を発揮し砂地に艇をやっとこさ持ち揚げ一息、
そこに、大木親子(真理子)が駆けつけてくれ無事に上陸できた事を喜んで貰い、感激・感激。
少しの間をおいて、突然、我がクルーが何処かに掛けてゆく、何と、そうでした、思い出しました。
ずーと、我慢をしていた処ん便、なんと4時間20分(銚子・太東間)。


お疲れ様です。まだ、事件がありました。皆で、艇をかたそうかなと、艇の所に行きますと、
誰かが、でかい声で怒鳴って居るのですが波の音で、誰が、何処で怒鳴って居るのか
判らず艇の艤装をとき始めましたら、そこに、何処の何方か判らない釣り人が
「君たちヨットマンは、スポーツマンだろう、だったら僕に謝ってくれ」こういい始めましたので、
始めは、こいつ、少し頭がおかしい奴かと、怪訝な顔をしておりました。
そのうち、ぼそぼそその釣り人が喋り始め、事情が判明、どうも、この、荒れた波の堤防のそれも、
内側で、釣りをしていて、そこに、我が艇が堤防の内側を突っ切った時、釣り糸、釣竿諸共、
海にドボンしたらしい、事を荒立てるのも大人気ないので丁重に謝りましてお引取り願いました。
やっと、大木親子に手伝ってもらい艇をかたしウエットを脱ぎシャワーを浴びようと港の公園のシャワーを
浴びに行きますと全部閉まっていてあちこち見回して居りますと、犬と海岸に散歩しに着ているおばさんが
手招きしておるでは有りませんか。
その、おばさんが、「あんたたち水かぶりたいの」と声を掛けてくれるでは有りませんか、すぐに、はい、と答えると、こっちに来なさいと小さな小屋に連れて行ってくれましてホースを引っ張り出し水まで掛けてくれるは、
まったく、色男、行くとこ行くとこでおばさんにもててもてて? 何やかや、有りましたが無事横断を
終了致しました。海上サポートの宮内さん、田畑さん笹本さん陸上サポートの大木さん真理ちゃん、
それにモーターボートを貸して頂きました内田先生大変ありがとう御座いました。

九十九里横断4時間20分ジャストで終了いたしました。

2001年5月4日青砥 健一・恵美子